土田ヒロミ展~写真表現の可能性~


イベント詳細

  • Date:
  • カテゴリ:

g2010729

pdf_60_60 チラシ(PDF)

会期 平成30年7月29日(日)~8月11日(土)
10時~19時(最終日は13時閉館)
会場 ギャラリーA
入場料 無料
見どころ 近代以降、芸術の世界で表現分野として認識され、デジタルカメラの普及とともに最も手軽な表現方法として愛好者が増加している写真。
土田ヒロミさんは、記録媒体としての写真表現を追求し続け、鑑賞者に訴えかける写真を発表しています。その作品は、写真家の登竜門とされる太陽賞、日本写真協会賞、伊奈信男賞、土門拳賞などを受賞し、国内画の美術館に多数収蔵されています。現在も国内外で撮影を継続し、社会派フォトグラファーとして活躍しています。
この度の企画展では、1976年から2009年にかけて撮影された「ヒロシマ」三部作を展示します。写真の本質的役割である“記録”に焦点をあて、歴史艇社会的事象を記録することの意義と重要性を認識し、そこから芸術へと変遷する写真表現をご堪能ください。
出品者 土田ヒロミ
関連イベント ◆ギャラリートーク
日時:7月29日(日)14時~
会場:ギャラリーA
土田ヒロミさん本人による展示作品の解説
◆ワークショップ①講演会「国内写真家の表現」
1940年代~2010年代までにヒロシマをテーマに撮影した国内写真家の表現について
日時:8月5日(日)10時~
会場:東海文化センター 第1会議室
定員:60名
対象:高校生以上の方
受講料:500円
参加受付:7月10日(火)受付開始(9時~窓口受付/10時~電話予約)
◆ワークショップ②撮影会「東海駅前を撮影してみよう」
変わりゆく東海駅西口周辺の風景を定点撮影する体験講座です。
土田ヒロミさんから指導を受け、数年後のギャラリー展示を目指します。
日時:8月5日(日) 13時30分~
会場:ギャラリーB、東海駅西口周辺
定員:30名
対象:高校生以上の方
受講料:2,000円 ※デジタルカメラ持参
参加受付:7月10日(火)受付開始(9時~窓口受付/10時~電話予約)
お問合せ 東海駅コミュニティ施設管理室 TEL 029-287-3680
主催 (公財)東海村文化・スポーツ振興財団
後援 東海村、東海村教育委員会

<ヒロシマ>三部作

1945年8月6日、広島が原子爆弾により壊滅的被災を受ける。
被爆死15万人、爆心2キロ以内は壊滅した。その悲劇的惨事は、筆舌に尽くしがたい惨状を呈したと多くの歴史的事実や多岐にわたる表現によって記録されて現在に至っている。
土田ヒロミは、被爆から三十数年後の1976年頃より、広島の悲劇性を<現在>という同時代的視点から捉える記録作業を開始する。被爆の悲劇性「ヒロシマ」は、被爆当時の破壊の域に留まらず、それぞれの社会状況の中で変容し七十数年後の現在に至って、益々不可視な状況を呈している。
そのような悲劇性(被爆)、犯罪性(加害)を「現在という同時代的視点」から収集可能な事象の断片を記録し、それらを構造化することで「ヒロシマ」を表現している。と同時に、この「ヒロシマ」を共有して記憶することの意味を問おうとする作業である。それは、構成されている。
Ⅰ ヒロシマ1945~1979(撮影1967~1979年、2005年)
g20180729_8被爆体験記「原爆の子」(長田新編 岩波書店/1951年)の筆者のなかの107名を被爆後三十数年後の1976~1979年に探し訪ね、その後更に2005年(被爆六十年後)に再訪したルポルタージュの記録
Ⅱ ヒロシマ モニュメント(撮影1979~2009年)
広島市内に散在している原爆遺跡を残す風景を定点撮影した記録
Ⅲ ヒロシマ コレクション(撮影1982年、1995年)
広島平和原爆記念資料館に収集されている被爆資料や被爆遺品の記録

土田ヒロミ

g20180729_10福井大工学部を卒業後、化粧品本舗に勤務しながら東京綜合写真専門学校で学び、1972年、『自閉空間』で「太陽賞」受賞、フリーカメラマンに。以来、時流や世相の断片、人々の暮らしや自然の様相の変化等を撮影し続け、『俗神』『ヒロシマ』『砂を数える』『土田ヒロミのニッポン』『BERLIN』など数多くの作品を発表、日本を代表する写真家のひとり。
主な受賞歴
1972 太陽賞(『自閉空間』)/1974 伊奈信男賞(『ヒロシマ1945~1979』)/1984 日本写真協会賞(『ヒロシマ』)/2008 土門拳賞(『土田ヒロミのニッポン』)など
主な作品コレクション
東京都写真美術館/東京近代美術館/福井県立美術館/カナダ近代国立美術館/ボストン美術館/テート美術館/ハンブルグ美術館/ニューヨーク近代美術館/サンフランシスコ現代美術館/ゲティー美術館/ポンピドゥーセンター/ヨーロッパ写真センター/パリ国立図書館